雪室(ゆきむろ・雪中貯蔵庫)「ユキノハコ」

雪むろ(雪中貯蔵庫のしくみ) 自然エネルギー・雪による冷蔵庫

雪だるま物産館の隣にある雪むろ(雪中貯蔵庫)のご紹介です
H29.12.12 改修工事中の火災により被災しましたが、令和元年度に再建する雪むろの設計を実施、令和3年3月27日再建した雪むろがオープンしました。その際に、施設の名前を公募し、約500件の応募の中から「ユキノハコ」という名前になりました。

ご見学について

5月から10月の土曜日、日曜日、祝日の11時と13時に、施設内の見学案内をしています。ご希望の方は、雪だるま物産館(025-595-1010・月曜定休または、申込みフォーム)まで、ご予約お申込み下さい。所要時間約15分

雪むろのようす

写真上(冬)雪入れ直後、写真左下(冬)雪入れ、写真右下 外観

冬・・・新潟県の中山間地の安塚では、たくさん雪が降ります。

そこで、建物の周りの雪を除雪して、この倉庫の中に貯めていきます


 

雪むろの断面図

敷地内から見ると、貯雪室が手前にあり、その向こう側に貯蔵庫があります。

貯雪室には約100トンの雪が入ります。

雪むろ内部は、雪がほぼいっぱいに入っている期間、3月から9月の間は、ほぼ室温3℃、湿度90%の状態です。

貯蔵庫内では、お酒(雪中熟成酒「小さな空」)、

お米「安塚産棚田米」「はさかけ米」、玄そば(雪むろそば家小さな空で、挽くための)を主に貯蔵しています。

夏の間、お米を取りに行くと、ほんとに寒い!ので、真夏でも上着を着て、中に入ります。

貯蔵庫の壁の部分には、厚さ約10センチの断熱材が入っているので、

10-12月に掃除やメンテナンスのため、雪を融かす時期以外は、いつも雪があります。

雪むろから日本酒の搬出

 

雪むろの効果

冷却のしくみ

雪むろの冷やし方は、冷えた壁面(雪)からのエネルギーによって行われます。対して一般的な電気冷蔵庫の場合は、冷却器から庫内に冷風を吹き出すことで、冷やします。この仕組みの違いによって、雪むろは乾燥しにくく、温度変化が少なくなっています。このことは、農産物や食品などの鮮度保持効果をより高めていると思われます。実際に電気冷蔵庫においても、この輻射式の冷蔵庫が、販売されています。

雪むろの歴史

行野の雪むろ

いつごろから雪むろが作られ、利用されてきたのか、確かなことは分かりませんが、雪だるま物産館のある樽田集落の北側の行野集落には、大正時代1912-1925に作られた雪むろが残っています。登録有形文化財になっています。旧横尾義智家雪室