雪室(ゆきむろ・雪中貯蔵庫)

雪むろ(雪中貯蔵庫のしくみ) 自然エネルギー・雪による冷蔵庫

雪だるま物産館の隣にある雪むろ(雪中貯蔵庫)のご紹介です
H29.12.12 改修工事中の火災により被災しています。平成30年中は近隣の雪むろにて、貯蔵を行う予定です。

雪むろのようす

写真上(冬)雪入れ直後、写真左下(初冬)雪入れ前、写真右下(春から夏)

除雪

冬・・・新潟県の中山間地の安塚では、たくさん雪が降ります。

そこで、建物の周りの雪を除雪して、この倉庫の中に貯めていきます


雪むろのしくみ

貯蔵庫そのものは、地下4メートルにあり、降雪前の一時期を除き

外からは見えませんが約1,000トンの雪にスッポリと覆われています。

雪むろ内部は、雪がほぼいっぱいに入っている期間1月から9月の間はほぼ0℃、湿度90%

の状態です。その他の期間でも10℃に行くかどうかの状態です。

貯蔵庫内では、お酒(雪中熟成酒「小さな空」)(酒搬入の様子)

お米「安塚産棚田米」「はさかけ米」、玄そば(雪むろそば家小さな空で、挽くための)を

主に貯蔵しています。

夏の間、お米を取りに行くと、ほんとに寒い!ので、真夏でも上着を着て、中に入ります。

外から見える屋根と壁の部分には、厚さ約10センチの断熱材が入っているので、

10-12月に掃除やメンテナンスのため、雪を融かす時期以外は、いつも雪があります。

雪むろ出入り口

左: 雪むろの入り口

下:雪むろ の内部、貯蔵しているお米

雪むろ内部 雪中貯蔵のお米


また、倉庫の地下にたまった雪融け水を使って夏季は、雪だるま物産館と
雪むろそば家小さな空の 冷房を行っています。
おー涼しい!

雪冷房のしくみ

雪むろの効果

冷却のしくみ

雪むろの冷やし方は、冷えた壁面(雪)からのエネルギーによって行われます。対して一般的な電気冷蔵庫の場合は、冷却器から庫内に冷風を吹き出すことで、冷やします。この仕組みの違いによって、雪むろは乾燥しにくく、温度変化が少なくなっています。このことは、農産物や食品などの鮮度保持効果をより高めていると思われます。実際に電気冷蔵庫においても、この輻射式の冷蔵庫が、販売されています。

雪むろの歴史

行野の雪むろ

いつごろから雪むろが作られ、利用されてきたのか、確かなことは分かりませんが、雪だるま物産館のある樽田集落の北側の行野集落には、大正時代1912-1925に作られた雪むろが残っています。登録有形文化財になっています。旧横尾義智家雪室